活性酸素って難しい!
近年活性酸素が人体にいたずらをする「老化や病気の原因である」とメディアが報じるようになりつつあります。
各種学会などでも活性酸素と活性水素の研究発表が論じられ、専門家や特殊な科学者・医学者でなくても活性酸素の知識を得ることができる時代になりました。しかし酸素の知識はあるにしても活性酸素となると化学式や化学構造また科学用語などの基礎知識がないと理解に困ることも事実です。そこで小難しい科学的な知識は他の文献や顕著な有名人や専門家にお任せして、このホームページでは可能な限り、簡単に説明して行こうと思っています。
酸素がないと生きられない?
人間も含めて全ての生物は酸素がないと生きられない?と私は思っていました。これは厳密に言えば誤りです。一部の嫌気性菌は酸素がなくてもエネルギーを得ることができます。またウイルスも他の生命のミトコンドリアを利用してエネルギーを得ます。そこで少し訂正して、酸素の有無に関わらず全ての生物は取り入れた食べ物をエネルギー代謝して生命を維持しています。そして一部の生物を除いてほとんどの生物は酸素を効率よく細胞内のミトコンドリアでサイクルを通してエネルギーを得ています。カールルイスは(時代が古いですね。笑う)100メートル走の世界記録を塗りかえた時に9.8秒の中で呼吸していません。サイクルや回路を通して酸素を利用して効率的なエネルギーを確保する時間すらないんです。
このような特殊なケースは別にしても一般的には人体の60兆にも及ぶミクロの細胞に生命は赤血球というトラックを走らせ、刻々と全細胞に酸素と栄養と酵素を運搬しているのです。つまり酸素は効率的な熱エネルギーを得るためのサポーターのようなものなのです。ATCサイクルと言って無酸素からのエネルギーと有酸素でのエネルギー効率は実に18倍も違うのです。エネルギーを代謝するのに必要な酸素の利用過程の中で、残念ながら活性酸素も生まれるのです。
酸素と酸化とは?
バナナやリンゴを皮むきした状態で放置しておくと表面が茶色くなってきます。これが酸素の働きでもある酸化すると言うことです。ちょっと妙な表現ですが酸化するは、「腐る。さびる。枯れる。老いる。」と同じです。食品も酸素のない真空パックの中では、簡単には腐りません。酸素のない状態では鉄や釘もさびません。今回のテーマである「活性酸素」も酸化力を更に進化させたものです。酸素がないと生きられないのに酸素が老化や病気の原因にもなっているのです。
酸素が多い程、体に良いのか?
酸素がなければ生きられないので酸素は多いに越したことがない。体に良いのも事実です。滝つぼや森林で有名になったイオンも含めて深呼吸して酸素を肺の隅々まで吸い込む深呼吸はとても大切です。携帯用酸素ボンベも利用されています。酸素の量が増えれば酸素を運搬するトラックも(赤血球)効率よく(回送や空車なし)回転します。人間の体のホメオスタシスとはすばらしいもので酸素が薄くなればトラックを増やすしかないですね。
よくマラソン選手などが高地トレーニングをしますが、高地では酸素が薄いので運搬するトラックが酸素を積めずに空車となります。すると細胞の隅々まで酸素が運搬されませんね。するとトラックの数を増やすしかないです。そして地上に戻れば???酸素量を増やすのが良いのか?トラックを増やすのが良いのか?専門家ではないので答えはわかりませんが理屈的には同じでしょう。
酸素と活性酸素の違い!
酸素は生命維持装置!どうも体に良いらしい。もちろんです。酸素がなければ生きられないから誰でも必要性と良いイメージを持っています。
酸素に活性がついて活性酸素となると活性的な酸素だから「益々体に良い」と思えてしまうような用語です。酸素と活性酸素の違いは何だろうか?と考えさせられてしまいませんか?
大気中の酸素の比率は約21%窒素が78%それ以外はほんの1%に過ぎない。大気の全部が酸素になると生物はどうなるのであろうか?一時的には人体に効果的であるが、常時100%となると大変である。そこまで酸素は必要ないからトラックはお払い箱である。赤ちゃんが胎盤を通してお母さんから酸素を頂いている時は酸素が薄いのでトラックがたくさん必要である。しかし生まれて胎盤からではなく産声と同時に大気の酸素を吸い始めると酸素濃度が高くなり、トラックお払い箱となんるこれが「生理的黄疸」である。もちろん病気ではありません。生理的な必然的な原理です。
話がそれましたが活性酸素とは活性に惑わされてはいけません。不安な人体を攻撃するいたずら好きな暴れん坊と思ってください。酸素は生命装置ですがその中の2%が不安定な活性酸素です。この不安定な活性酸素が細胞に攻撃を加えるいたずら酸素なのです。
活性酸素はただの暴れ者?
答えはノーです。悪いことも多いのですが、常に悪人ではありません。良いことは外部からの菌やウイルスの侵入に対して体を守っています。不安定で暴れ者ですが外部侵入に対して敵を協力に破壊してくれる力も持っています。血液の中の白血球が活性酸素を利用して侵入者から人体を守っているのです。殺菌や消毒の効果もありよいのですが、悪いことに増えると自分自身の体をも攻撃して病気の原因にもなるのです。
★感染症などで白血球が増えると病原体も撃退してくれますが、この時の病原体の撃退方法が活性酸素の利用です。つまり感染症やけがをした時は一時的に活性酸素も増えた状態になります。日ごろから万病の原因となる風邪や感染症に注意しましょう。
活性酸素が人体を攻撃するとは?
活性酸素は不安定で酸化力が強く、脂質、主に細胞膜のリン脂質を酸化させ蛋白やDNAに酸化障害を発生させる原因となります。この時の酸化させる攻撃力はリン脂質を連鎖的に酸化させてしまうのです。連鎖とは連続的な細胞での電子の奪い合いの表現がぴったりでしょうか?(連鎖的脂質過酸化反応)電子を奪われた細胞が隣の細胞の電子を奪う。このような連続的な連鎖が瞬時に発生すると考えてください。どの場所で発生すのか?これは人体のどこでも発生します。場所も特定はできません。
誤解を招くかもしれませんが全ての病気の一部の原因といえます。酸化するとは「腐る。さびる。枯れる。老いる」の表現のように肌が酸化すればシミやシワとなり皮膚はたるみ老化する。つまり皮膚の真皮のコラーゲンが硬くなり弾力が失われることが酸化の意味です。人間は老化するものですが・・・。血管や心臓、脳や臓器にいたるまでです。
活性酸素とは?
人体に必須な酸素であるが、この酸素はほんのちょっとしたことで活性酸素に変身するのだ。仮面ライダーが変身すると強くなるように普段は人間でも変身すると強くなる。変身しない時は暴れないのだ。そして活性酸素に化けるとたくさんの老化現象の原因となるのです。
活性酸素の種類!
普通の酸素は三重原酸素と呼ばれ酸素原子2個からできている中学の理科で学ぶ俗に言う02ですね。これは酸素原子2個が対となり隣同士が電子を共有しているため安定した状態です。つまり酸素は原子の状態では8個の電子が核の周りをスピンしています。ところがここにルールがあって外の軌道は一個×2個が=一個づつ不安定で飛んでいるためペアを組もうと相手構わず探している状態です。そして相手を見つけるともう離さない。見つけ次第結びついてしまうのです。不安定で相手を探している酸素に活性酸素と名前をつけ、活性酸素にも下記の種類があります。
1.不安定な活性酸素
@スーパーオキシド =酸化力は低い2個の原子の片方だけ不対
A一重項酸素 =紫外線が原因で作られる
B過酸化水素 =酸素原子2個と水素原子2個。漂白や殺菌剤の成分に使用される
Cヒドロキシラジカル=寿命は短いが最も酸化力が強い暴れ者
★詳しく化学の勉強をされたい方は他の文献を見られたほうがわかりやすいと思います。
連鎖的脂質過酸化反応とは?
普段の安定した酸素は電子がペアで共有し2個で安定している状態で暴れたりしない。@〜Cは酸化力には強さの違いはあるが不対電子の状態で不安定であるため安定しようと隣の分子から電子を奪い大暴れする。これが連続的な連鎖=隣から奪い=隣へ。
このような状態で周りを酸化させ細胞の健康的な働きを奪うのです。簡単に言えばこれが万病の原因であるといわれています。
活性酸素がどうしてできるのか?
原因はいくつもありますが、どうしてできるのかと言われれば酸素の自由な生き方でしょうか。酸素分子の性質上必然的にペアの作れない酸素が物理的に発生するということです。
★細胞レベルで酸素効率を利用してアデノシン三リン酸(ATP)としてエネルギーを代謝して最終的に水素を受け取り、水に変換されます。この水素を受け取るまでは一時的に不安定な活性水素の状態がプロセスとしてあります。ですから自然に数%は活性酸素はできます。活性酸素が過剰にならないような方法を見つけましょう。
活性酸素の原因となるもの!
現代は活性酸素の原因がそこらじゅうにあります。これらは現代科学が産んだ遺産でしょうか?文明や科学が発展し生活が良くなればなるほどその危険性は高くなっています。
・紫外線(種類があります)
・医薬品
・農薬
・大気汚染
・化学物資
・電磁波(パソコンや携帯電話)
・加工食品(保存料や防腐剤など)
・洗剤(界面活性剤)
・タバコや排気ガス
・放射能やレントゲン
・仕事や人間関係などのストレス
その他。挙げたら切がありません。
過剰な活性酸素を防ぐものは?
人間の体には自然治癒力という防御システムがあります。酸化を防ぐ多くのビタミンや酵素が暴れる活性酸素を退治してくれるシステムです。
簡単に言うと老いるやさびる枯れるを止めてくれる物質です。しかしこのシステムも加齢と共に老化するので活性酸素を過剰にしない生活習慣や食事などの配慮が必要になります。
活性酸素を防止する{スカペンジャー}=抗酸化物質
人間の防御システムとはすばらしいものです。全てこの防御システムに期待すのも限界はあるので、活性酸素を増やさない方法と防御と両輪で対策を考えるのが賢明です。下記に代表的な抗酸化物質(スカペンジャー)を取り上げてみました。
・ビタミンA(α-カロチン・β-カロチン)
・フラボノイド
・ビタミンB
・ビタミンC
・ビタミンE
・カタラーゼ
・グルタチオン
人体を酸化させない日常生活とは?
1.食事編
コンビニやファーストフードは、実に手軽でつい利用してしまう。私もコンビに派であるが食品添加物や酸化した油を使用していることが多いので注意が必要です。食品添加物は(保存料や防腐剤など)化学物質であるため異物と見なされ肝臓で解毒される。肝臓の機能はアップアップになるばかりか活性酸素放出の原因となる。
スナック菓子やポテト、インスタント、レトロ食品なども油分が酸化して、体内をさびさせる原因となるので要注意だ。食べるときは開封したら放置
せづに早めに召し上げれ!油の酸化は大敵である。
★農薬に注意!
中国産の野菜や加工食品は、数倍の農薬や化学物質が混入されている可能性が高いので注意。野菜なども近年は生産者が表示されているので無農薬野菜をお勧めしたい。健全な自然の恵みを食することが活性酸素を増やさない一番の方法です。
野菜の選び方は専門ではないのですが、視覚だけに頼らず、重さや匂い、必ず手にとって香りを嗅ぐ習慣をつけたいですね。
★自然で飼われた食肉
食肉も同様です。自然に放牧された肉と、狭い囲いの中で抗生物質や防腐剤の食事で太った肉よりもどちらが健全か答えるまでもないですね。
大切なのは積み重ねです。一度とか二度とではなく、普段から心がけて繰り返す自分なりの手段を見つけたいところです。
2.日常生活編
@タバコは危険
タバコのニコチンやタールは異物です。当然体内の防御システムが活動します。過剰な活性酸素の原因のひとつです。自分が喫煙していなくても煙は大気を通して肺に入りますので注意です。
A飲み過ぎにも
アルコールの全てが悪いわけではありませんが、飲みすぎは肝臓に負担がかかるのと同時に活性酸素の原因となるので適量に。全ての食品と飲み物は自然食品以外は肝臓を経由して解毒されます。大事な肝臓を自分の活性酸素が攻撃してしまうことのないようにしましょう。
Bスポーツは過激ではなく持続すること
激しい運動は呼吸量が増えるので当然活性酸素も過程の中で発生します。若いならともかく、軽めの運動を毎日時間をかけて持続することが大切です。
C紫外線対策
紫外線対策は感じている以上に大切です。活性酸素の中でも最も凶暴なヒドロキシラジカルができる原因の一番です。この紫外線は地球の環境破壊や温暖化・オゾン層の破壊とも絡み合い近年特に重要とされています。男女問わず対策が必要です。男性の日傘というのは格好悪いですが、遠慮なく紫外線対策しましょう。紫外線による活性酸素はシミやシワばかりでなく、皮膚がんの影響もメディアでよく報道されています。
Dおいしい空気と水
マイナスイオンは電子ですので活性酸素を中和します。森林浴、滝つぼ浴をたまには満喫してみましょう。排気ガス、廃棄水などは地球を傷つけるばかりでなく人体をも蝕みます。早い話が、都会から田舎へ。文明の力から原子生活へこのような過剰な発言になりますが、ここまでは進められません。しかし同じ都会でも質素な生活は可能です。地球と体を長持ちさせるコツは持続することです
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